オンライン映画祭「We Are One」
世界各国の映画祭とYouTubeが実施するオンライン映画祭「We Are One:A Global Film Festival」のプログラムが発表されましたね。
この「We Are One:A Global Film Festival」は、映画製作会社「トライベッカ・エンタープライズ」とYouTubeが、4月27日に共同で開催を発表したデジタル映画祭で、5月29日から6月7日に「YouTube.com」「We Are One」のプラットフォームで、世界各国21の映画祭のプログラムを無料で公開することになっています。
なんとなんと100を超える作品が披露される予定となっているようで、そのうちワールドプレミアは13本、オンラインプレミアは31本、国際的なオンラインプレミアが5本!!
35カ国以上からさまざまな作品が選定され、長編はフィクションが23作品、ドキュメンタリーが8作品、短編はフィクションが57作品、ドキュメンタリーが15作品となっており、トーク映像は、アーカイブ15本に加え、4本が映画祭限定で公開されるうえ、さらに5つのVRプログラミング作品も披露されるのだとか。
注目作品は、ナターシャ・リオン、LL・クール・Jのインタビューを交えながら伝説的写真家リッキー・パウエルについて考察するドキュメンタリー「Ricky Powell:The Individualist」、ムンバイ映画祭のGolden Gate Awardを受賞した「Eeb Allay Ooo!」、中国の伝説的なバレーボール選手ジェニー・ラン・ピンのドキュメンタリー「Iron Hammer」。そのほか、バンド「サード・アイ・ブラインド」に迫る短編ドキュメンタリー「Motorcycle Drive By」、ドリームワークス・アニメーションの初短編作品「Bilby,Marooned」「Bird Karma」などが披露されるようです。
トークでは、フランシス・フォード・コッポラ、スティーブン・ソダーバーグ、ソン・ガンホとポン・ジュノ、ギレルモ・デル・トロ、ジェーン・カンピオン、クレール・ドニが登場するようで、これはなかなか例を見ない映画祭となりそうですよね。
VR作品には、エミー賞にノミネートされたドキュメンタリー「Traveling While Black」、ビル・スカルスガルド主演のSF「Atlas V」に加え、ジョン・レジェンド、オプラ・ウィンフリー、ルピタ・ニョンゴが参加した作品を上映予定となっており、クエストラブのDJセットなど特別な音楽パフォーマンスも楽しめるのだとか。
新型コロナウイルスの映画館への影響
新型コロナウイルスの影響は日を追うごとに強まり、ついには小中高学校に対して休校要請が出たり、大手企業のリモートワークが広がりを見せたりと大事になってきましたね。
そんな中、大手の映画館でもコロナウイルスに対する対策が講じられてきており、当面の間、チケットの払い戻しの対応が実施されるようですね。
まぁ、しかしこの流れは、映画館だけに限らず、多くのイベントでも同じような対応となっていますよね。 (マラソンは別ですけど・・・。)
東京ディズニーランドと東京ディズニーシーも、新型コロナウイルスの感染拡大防止に向け、2月29日から3月15日まで、臨時休園することが決まっていますし、これ、コロナウイルスの影響が長引かないことを願いたいですね。
ジョーカー
ホアキン・フェニックスがジョーカーを演じ、アメリカでは社会問題にもなっている「ジョーカー」の勢いが止まらないようで、2019年10月4日(金)に日米同時公開となったのですが、なんと国内週末映画ランキングで2週連続No.1を記録し、さらには公開から12日間で興収成績20億円を突破したのだとか。
この映画は、コメディアンを夢見る男アーサーが、悪のカリスマ・ジョーカーに変貌していくさまが描かれるのですが、この映画を観た人々が暴力的な主人公に感情移入し、社会不安につながるのではないかという恐れも出ているようですね。
ジョーカーといえば、1989年の「バットマン」でジャック・ニコルソンが演じたのを皮切りに、2008年の「ダークナイト」でヒース・レジャーが、2016年「スーサイド・スクワッド」ではジャレッド・レトが演じたわけですが、今回のホアキン・フェニックスもかなりいい演技をしているようで、今後ジョーカー役を演じる人にはかなりのプレッシャーとなりそうですね。